好奇心を大切に

本と映画と旅行が好きです。

タイに来て9ヵ月経ってしまった。

今日でタイに来て9か月目なので、これまでに感じたことをちょっと書いておくことにしました。

 

タイにいると、アジア人で宗教も仏教が多く自分がマイノリティであることを意識することはあまりありません。

タイ人同士のタイ語の会話についていけなかったり、中国人留学生が中国語で会話を始めてしまったときこそ、「日本語が通じない国だった。」と思うことはありますが、欧米などに留学に行った人たちに比べたら自分が日本人だとかこのコミュニティの中でマイノリティだと感じることは少ないんじゃないかなと思います。

 

そんな中最近、私は日本人なんだな。と感じたことがあります。

歴史の授業です。歴史の授業でアユタヤ時代の貿易の話や日本町の話で日本が出てくればタイの歴史に日本が登場することも、日本とタイの昔からの結びつきにも嬉しくなります。一方で、世界大戦のときの歴史にも日本はたくさん登場するので、そのときふと「国だけで考えたら、この教室にいるタイ人学生とも中国人学生とも敵だった時代があったのか」と感じました。

今使っている教科書は客観的に事実を書いているだけで、先生も日本軍がタイで何をしたか事細かに話したりするわけではありませんが…

自国のことが相手の国でどう語られているか、本も色々読みたいですし、行こうと思っていて行ってないカンチャナブリ(泰緬鉄道がある)にも帰る前に足を運ぼうかなと思いました。

 

自分が外国語を学びたいと思った原点は日本語だけじゃわからないものを知ったり、日本語だけじゃ知り合えなかった人と仲良くなりたいという単純なものだったことを思い出しました。

 

タイ語力が低すぎて最初のころは本を読むのも授業についていくのも、本当に大変でしたし、今でも完璧には程遠いですが、

ある程度読みたい本を読んで、質問して、タイ人や中国人留学生と一緒に学んで、一緒にご飯を食べて、話して、多少は自分がしたかったことをこの9ヵ月間で実践かもしれないなと思いました。

読むスピードが上がったり、授業にある程度ついていけるようになったり、9か月で確かにタイ語の力がついたことは感じますが、「できる人のスタート地点に立っただけだよなぁ、まだできないことばかり…」と思うことも多いです。

 

日本人だと感じたというより、外国語を学びたいと思うに至った初心を思い出した話ですね。

 

残り1か月頑張ろう。