【読書】鉄の骨 池井戸潤
「鉄の骨」を読みました。
池井戸潤さんの作品は結構好きです。(「空飛ぶタイヤ」や「これだけ覚える 融資の基礎知識」という小説ではない本くらいしか読んだことは無いのですが…)
半沢直樹を始め、ドラマは結構見ているのですが、原作の方がきっと細かく描写されていると思うので、読みたいなと思っています。
私が思う池井戸潤さんの作品の良さ
空飛ぶタイヤと鉄の骨くらいしかまともに読んだことの無い私が言うのも…ですが、
池井戸潤さんの小説は90%くらいイライラで最後のスカッとするところを求めて読み進めてしまう感じがします。
また、私は社会人になったばかりなので、色々と知らない業界のことを知れるのが好きです。
サラリーマンの苦労、泥臭さがたくさん描かれる中で、
職業に貴賎はなく、頑張って働いている人はみんな格好いい!!
というメッセージが伝わってくる感じがして好きです。
あらすじ
ちょうど官製談合のニュースが飛び込んできましたが、
こちら、建設業界の談合の話です。
主人公は若手の社会人、平太です。
もともと現場で働いていた平太は急に声をかけられ、業務課に移動になります。
業務課での大変な仕事、恋人とのギクシャク、親の…と様々な試練が襲いかかってきます。
感想
全然知らない談合の世界が見れたことは新鮮でした。
主人公に襲いかかってくる様々な試練は完全一致はしなくとも私たちの身近にあるものです。
真っ直ぐな主人公が頑張る姿はとても元気がもらえました。
一方で、真っ直ぐすぎるので、恋人その他の人物の言動にはかなりイライラさせられました…