【読書】ドーナツ経済学が世界を救う
ポップな表紙だったので、気軽な気持ちで購入したのですが、内容が濃かったです。
完全に理解できたとは言い難いですが、感想を書いてみます。
本の紹介
今の経済学がいかに古いのか、どう考え方やシステムを変えることで持続可能な社会を実現することができるのかということについて論じた本です。
面白かった点
ドーナツの生地の部分に収まる経済を目指そうという考え方がすごくわかりやすい。
「経済」と「環境」というと二項対立のイメージがありますが、そうではない新しい捉え方(経済を変えることで環境をこれ以上悪くしない、持続可能な社会の実現を目指す)は、とても新鮮です。環境問題は経済とは相入れないものだと思い込んでいましたが、単なる「外部不経済」として片づけず、うまく組み込むことが必要なのではというのが、印象的でした。
また、GDP、経済成長が素晴らしいものとまでは思っていませんでしたが、少なからず自分も固執していたことに気がつきました。
染み付いた考え方をひっくり返してくれるので、ぜひ読んでいただきたいです。
おまけ
経済はかなり初歩だけは学生時代に勉強したはずなのですが、「有名人が出てきてもあれ?この人なんか分析の名前になってたような。」くらいのレベルでしか思い出せませんでした笑
教養として経済についても勉強したいなと思いました(筆者は、経済学を鵜呑みにしないよう言っていたので、気をつけて読まないといけませんが)。
あとは本の内容を整理してうまく書けるように(本がしっかり理解できるように)なりたいです…