好奇心を大切に

本と映画と旅行が好きです。

【映画】シークレット・スーパースター(2017・インド)

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シークレット・スーパースターというインド映画を見ました。

確か将棋の棋士の方がテレビでお勧めしていて気になったのでTSUTAYAで借りてきました。

最近、AmazonプライムNetflixで見ることが多いのですが、

インド映画はTSUTAYAが充実しているのでよく利用します。

 

 

あらすじ

インドの少女インシアは歌が上手な女の子です。

しかし、お父さんは歌ではなく学業に専念してほしいと思っており、

度々インシアの前に立ち塞がります。

(そしてお父さんはなかなかDV男です。)

そんな中、インターネットを利用して自分の歌をアップしたインシアは…

という感じです。

 

出演者の情報

インシアを演じているザイラー・ワシームは「ダンガル きっと、強くなる」で映画デビューした注目の若手女優です。

後半に出てくるプロデューサーを演じるアーミル・カーンは「きっと、うまくいく」に出演しているのでご存知の方も多いかと思いますが、

俳優兼プロデューサー兼監督というすごい方です。

 

感想

男尊女卑!って感じなので、結構後半までは見てるこちらも辛い感じの状況が続きますが、

最後はスカッとする展開になってます。

サクセスストーリーではあるのですが、Youtubeで自分を売り出していくので、

現実でもありそうですし、希望が持てる気がします。

主人公が成功を掴んでいく姿も見どころですが、お母さんの愛と強さに

心を打たれました。

 

【映画】フード・インク(2008)食品が手元に届くまでのこと知っていますか?

こんにちは!

最近フードインクという映画を知り合いが勧めていたので見てみました。

ドキュメンタリーは飽きてしまう人なのですが、テーマごとに短くまとめられていて、

衝撃的なものも多かったので最後までしっかり見入ってしまいました。

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内容

アメリカにおいて「食料がどのように生産され消費者の元に届くのか」、

「裏側で何が起こっているのか」を、食肉やとうもろこし、大豆などいくつかの食品に絞って取材し、まとめたドキュメンタリーです。

下記のようなことがわかります。

・工場のような空間で食品が生産されていること

・巨大企業が食品業界に大きな力を持って入っていること

・消費者が受けている被害

 

感想

昔は、母の影響などで食品に含まれる添加物などに気を遣っていましたが、最近は値段ばかり見ていて食の安全性についてあまり気にしていなかったので、もう一度食べるものについて気を遣ってみようと思うきっかけになりました。

肉の問題だけ見ていると、人工肉が増えていったら解決しそうな気も若干しましたが、

食品添加物や遺伝子組み換え大豆で作る肉とどちらが良いのかは…

最近アメリカで話題の人工肉ハンバーガーって体にいいの? | geefee

 

自分が何を食べるかという身近なところから世界の食糧問題について、これを機に少し勉強してみようかと思います。

おすすめの本や映画があったら教えてください!

 

 

 

【読書】わたしを離さないで

こんにちは!

カズオ・イシグロさんの「わたしを離さないで」を読み、映画を観ました。

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書籍 
映画

どちらも良かったですが、小説を読んでから映画を観たので、色々とエピソードが抜けてしまっているのがちょっと残念でした。

表紙の写真からも伝わってきましたが、世界観が綺麗に映像化されていたのはとても良かったです。

 

感想

まず、タイトルはよく知っていたのに、内容について全く知識なく、ラブストーリー系かなと軽く考えていたので、ちょっとびっくり!!

私が好きなタイプのSFでした。

主人公が大人になるまでのエピソードは細かくて、ちょっと異世界観があるところがまた素敵でした。

徐々に世界の秘密がわかるようになってくると暗い雰囲気が漂ってきます。

怒りや悲しみなどが派手に描かれることはあまりなく、静かに心の奥に重く残るような余韻を残す、少し変わった、非常に印象深い作品でした。

 

 

【読書】ジョージオーウェルの1984年を読み切った!

こんにちは!

随分前にKindleで購入して放置していた一九八四年を遂に読み切りました。

 

 

読んで良かった、読み切って良かった!やっぱり名作です!!!

 

ざっくりしたあらすじ

主人公は真理省というところで公文書の改竄をしているウィンストン・スミスというおじさんです。(省の名前が皮肉になっている)

彼の生きる1984年の世界はあらゆることが規制されていて、テレスクリーンという機械によって常時監視されており、人々も互いを監視しあっています。

実は全体主義の党の支配には不満を感じていて、小さい反発を重ねていくようになります。

「信じられる人はいるのか?主人公はどうなるのか?!」

とどんどん気になることが出てきます。

 

勝手に3分割するとこんな感じです。

 

前半:主人公が生きる世界

中盤:謎の女性との急展開

後半:極限

 

監視自体は今の世界の方がずっとしやすいと思うので、こんな世界になったら大変です。。

 

また、物語の中には思考を統制するために言語の豊かさを削った新しい言葉(人工語)「ニュースピーク」が出てきます。思想を統制するためにここまでするのかという驚きがありました。

ニュースピークの仕組みは「良い」と「悪い」という言葉があったら「悪い」は「良くない」と同義だから不要というような合理的なものです。これによって政府に反する「思考」そのものができなくなることを狙っています。

 

Kindleペーパーホワイト

最近、Kindleペーパーホワイトをプレゼントでもらいました。

寝っ転がりながら読めるの最高です。

出てきた単語をカードに登録することもできるようなので、これから洋書も買ってみたいなーと思っています。

 

 

映画

1956年に映画化された映画版もTSUTAYAで借りて観ました。

白黒でびっくりしました。

あらすじが知りたい方は本より映画がおすすめです。

本を読んでから観た身としては、そんなあっさりこのシーンになっちゃうの?!と

若干の物足りなさを感じました。

 

 

今回も読んでいただきありがとうございました。

 

【映画】今敏監督 パプリカ(2006)

こんにちは!

パプリカというアニメ映画を知っていますか?

アニメ好きの友人は皆知っているようでしたが、私は初めて見て衝撃を受けたので紹介します。

 

 

 

まずこの動画を見ていただきたいです。

衝撃的でした。なんでしょうこの不気味さ…!!

私は、この動画を見て映画を観ることを即決しました。

youtu.be

 

曲は平沢進さんという方の「パレード」です。

これがすごく映画とあっているんです。

今敏監督が平沢進さんの長年のファンだったようで、他の作品でも平沢進さんの曲が使われています。

 

ところで、パプリカの監督である今敏監督はご存知でしょうか?

私はこの作品で初めて知りました。

 

今敏監督とは

ジョジョの奇妙な冒険で原画、シナリオ、演出、構成などを手掛け

PERFECT BRUEで初監督、下記の作品などの監督を務めた方です。

インセプションクリストファー・ノーラン監督も今敏監督に影響を受けていると言われています。

千年女優

東京ゴッドファーザーズ

妄想代理人

・パプリカ

 

あらすじ

ネタバレ無しでさくっと紹介します。

 

「DCミニ」という他人の夢に入り込める装置が何者かに盗まれたというところからストーリーが展開していきます。

DCミニは夢の中に入ることでトラウマの治療などに役立てられていましたが、悪意ある何者によって悪夢の世界が作り出されてしまいます。

さて、黒幕は誰なのか…?!

 

原作はこちら

著者は「時をかける少女」や「富豪刑事」の筒井康隆さんです。

 

オススメポイント

 

夢がリアル

夢って不思議ですよね。

翌朝思い出してみると、「前日見た(聞いた)あれのせいだろうな」と思うことも多いですが、「そんな風に話が繋がっちゃうなんて!」と自分の頭の中で作っているのに、そうきたかーと感心したり。

そんな夢の世界が中心になっている作品ってあまり無い気がします!

パッパッと場面が変わって、話ははちゃめちゃなのに、夢を見ている本人は

場面転換にはほとんど気を取られない様子はリアルです。

客観的に見ているこちらはついていけなくなります。

他人の夢に侵入したら絶対疲れますね。 

 

不気味なのに美しい

人形やピエロ、登場するものがやたら不気味なのですが、

色彩が鮮やかでとても美しい!!

カオスなパレードにきっと引き込まれます。

 

犯人探しを楽しめる!

私は推理小説、漫画が好きなので、「黒幕は誰?」というのが純粋に楽しめました。

話が脱線しますが、パプリカの声優さんは名探偵コナン灰原哀の声優でもある

林原めぐみさんです。私が大好きな声優さん!

 

動画配信サービス

見放題のサービス

Netflix

動画配信サービス【TSUTAYA TV】

U-NEXT 

・FOD

 

妄想代理人

ちなみにこの後、同じ今敏監督の「妄想代理人」も観たのですが、

難解でよく理解できませんでした…!

こちらも、黒幕は?どうなってるの??どこまで現実?!と疑問が尽きない作品でした。

妄想代理人の中には二重人格の女性が出てきて、

どちらも本物だと主張し合うのですが、

ちょっとパプリカのことを思い出しました。

 

まとめ

最近SFアニメを時々観るようになったのですが(「新世界より」とか「Hello World」とか)

パプリカが今のところ一番お気に入りです。

不気味でちょっと怖い雰囲気など、少し苦手な方もいるかもしれませんが、

気になったらぜひ観ていただきたいです!!

 

【映画】アヒルと鴨のコインロッカー(2006)

伊坂幸太郎さん原作の「アヒルと鴨のコインロッカー」を観ました。 

小説らしい感じの独特な映画でした!

物語のテーマに名曲があるお話、結構好きです

陽だまりの彼女」とか。

小説で読んで曲がわからなかったので、読んでいる途中で探して聴きました。 

話が脱線しましたが、「アヒルと鴨のコインロッカー」について紹介します。

 

あらすじ

大学進学のため仙台に引っ越してきた主人公の椎名は、隣の部屋に住む「カワサキ」と名乗るちょっと不気味な青年に気に入られます。「カワサキ」は妄想癖がありそうな変なところのある青年です。どんな過去があったのかが次第に明らかになります…!

 

感想

登場人物たちの行動に突っ込みどころが色々とあり、誰かに感情移入ができるような話ではなかったです。

また、誰がどこまで本当のことを言っているのか?と途中登場人物不審になりました笑

ただ、真実が徐々に明らかになっていくので、最後の方は早く真実を教えてくれー!!と見入ってしまいました。

余韻を残す終わり方も個人的に好みでした。

 

見放題のサービス

TSUTAYAプレミアム

動画配信サービス【TSUTAYA TV】

U-NEXT 

Netflix

レンタルできるサービス

TSUTAYA

・プライムビデオ

・ビデオマーケット

など

 

原作

しばらくして詳細を忘れたら原作も読んでみたいと思います。

 

 

まとめ

残酷で、切ないのに爽やかな余韻が残る不思議な映画でした。

【映画】「ドリーム」 NASAを支えた女性3人のサクセスストーリー!

数年前から気になっていた映画を遂に見ました!

とっても素敵な作品だったので、感想を書きます。

 

 

女性や人種への差別が普通にあった時代に、

アメリカの宇宙計画を支えた3人の女性の物語です。

一部フィクションもあるようですが(時期の調整など)、実話に基づいた映画です。

こんなカッコイイ女性たちが宇宙計画を支えていたなんて知りませんでした! 

youtu.be

 

あらすじ

1960年代の初め、ソ連との宇宙開発競争で遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画に乗り出す。NASAのキャサリン・G・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォーン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)は、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行を成功させるため奔走する。

出典:Yahoo!映画

 

おすすめポイント

スカッとして元気になれる

ひどい扱いを受ける場面も多くあるのですが、周囲の人が次第に彼女たちを認めていく様子はスカッとします!

そして差別という大きな困難の中、どんなことがあってもまっすぐに努力し、実力で力を発揮していく3人を見ていると元気になれます。

勇気をもらえる

3人はそれぞれ問題に直面しますが、そこで諦めず裁判をしたり、必要とされている知識を身につけて活躍する様子には勇気がもらえます。

差別など当時の様子を知ることができる

これはどの映画にも当てはまることかもしれませんが、ここまで不自由であからさまに差別があった時代であったということを知ることができました。

また、コンピューター並みの仕事をする計算係という職業があり、その人たちの働きによって人が宇宙に行けたというのは、平成生まれの私にとっては衝撃的で感動しました。

 

どこで見られる?(動画配信サービス)

・prime video

U-NEXT

ひかりTV

動画配信サービス【TSUTAYA TV】

・d TV

 

 

「なんかやる気が出ないなー」と感じたり、

「面白い映画ないかな?」と思っている方にぜひ観て欲しいです( *˘ω˘* )