【読書】自転しながら公転する
気になっていた「自転しながら公転する」を読みました。
プロローグに引っ張られて途中までここからどう繋がるんだろう??ってなりながら読みました。(最後はそっちかーって感じでした!)
登場人物たちの抱える悩みや置かれている状況が丁寧に描写されてて、共感。
分厚めですが、どんどん展開していきます!!
主人公の都が恋愛や仕事に悩む様子はすごく共感できるし、若干優柔不断というか「うーん。。」って思ってしまう部分も突っ込んでくれる登場人物がいたり、違う視点からも見られるのでモヤモヤしすぎず読めました。
女友達が論戦を繰り広げるシーンが割とお気に入り笑
登場人物それぞれが大事にしている価値観があって時にそれを押し付けあって上手くいかなくなっているけれど、それをなんとか飲み込んで次に進んでいるのを見て、
想定通りにいかない人生、みんなこういう風に乗り越えていくんだろうなーと感じました。
結構社会問題や身近な問題(セクハラ、非正規労働、年をとっていく親との関係、災害など)があれこれ混ざっててこちらも考えさせられました。
最終的に行動を起こした主人公はとっても偉いと思う。
それにしてもタイトルが秀逸。
私は最近自転か公転のどちらかしかしてない感じ。停滞気味です。。。
【読書】蜜蜂と遠雷
恩田陸さんの作品は「失われた地図」を読んだことがあるので2冊目。
蜜蜂と遠雷は読書好きな方が好きと言っているのを目にすることが多く、映画で観たものの原作ではどんな風にそれぞれの音楽を表現しているのか気になり、手に取りました。
内容
芳ヶ江(よしがえ)国際ピアノコンクールというハイレベルなピアニストが集うコンクールをを舞台にした作品です。
それぞれ全く異なるバッググラウンドを持った4人のピアニストを中心に描かれています。
感想
映画を見た後での小説でしたが、良かった。本当に余韻の残る作品です。
そして映画版も見返したくなった。。
私は高校生までピアノを習っており、楽器店の小さな発表会やコンクールにしか出たことがありませんが、またピアノが弾きたくなりました。
欲を言えば舞台に立ちたくなりました。。
それにしても、曲の描写が美しすぎる。
ほぼコンクールの期間だけが描かれており、物凄いアクシデントなどは無いにも関わらず、どんどん引き込まれていく作品でした。
最初の方にピアノと作家は似ているという話がありますが、作家の方たちも、いや第一線のプロフェッショナルはどの世界でも、これくらい厳しくて美しいんだろうなと思いました。
おまけ「盤上に君はもういない」
最近読んだ「盤上にもう君はいない」という作品は「将棋」ですが、こちらもプロ棋士・青春(?)ストーリーなので、似たような感じを受けました。
こちらは蜜蜂と遠雷より後半の展開が、そう来たかーって感じです。
結局ミュゼから抜け出せなくなっている話
もともと結婚式に向けて試しに行ってみたシェービングで肌が荒れ、
久しぶりに脱毛サロンに行ってみようと思って入ったミュゼ、また違うコースを申し込んでしまいました。家庭用脱毛器まで買ってしまったのでその記録です。!
新しいコースを契約した経緯
サブスクは性に合わないので断り続けていたのですが、ふと「違う部位が少し気になる」と言ったのをスタッフさんは聞き逃さず、その日に契約してしまいました…!
新たに契約したのは自分ではお手入れしにくそうな場所です。
セットで購入した家庭用脱毛器はまだ2回しか使っていませんが、手軽にできるのでこれ以上コースは増やさず、これで頑張っていきたい。!
脱毛の効果
もともと、結婚式は数ヶ月後の予定だったので「何回か行って払い戻しすればいいかな」と思っていたのですが、結婚式が延期になり、効果が見えてくるとなんとなく「また行きたい!」と思ってしまいここまで来てしまいました。
5年くらい前に半年程度脱毛ラボに通っていたのもあり、最初の頃から「薄めですねー!」と言われることも多かったのですが、本当に最近は手入れ入らずになりました。
ただ、数年後また元に戻るのか心配ではあります。
まあ、今後肌を露出する機会は減っていきそうですし、いいかなーと思っています。
家庭用の方はまだ数回しか使ったことがありませんが、せっかく家にいる時間が増えたのでたくさん使ってみようと思います。
払い戻しについて
「払い戻しできるので!」と勧められて選んだコースだったので払い戻しする気満々だったのですが、
1回当日キャンセルしている分があり、払い戻ししたらそのキャンセル分の金額は戻らないものの、通えばキャンセル分も1回として使えるという話を伺い、結局払い戻しできていません。。。
予約について
アプリで予約ができるのが結構便利です。
予約が取りにくいという悪い評判を聞いたことがありましたが、
エリア的に複数店舗使えるのもあり、予約で困ったことは無いです。
コロナの心配
心配でしばらく行っていなかったのですが、マスクをつけたままで施術してもらえますし、
もともと頻繁に消毒をしているので大丈夫なのかなと思っています。
今はどこでもしている消毒・検温というのは徹底されていました。
これ以上申し込むと最初から全身にしなかったことが悔やまれそうなので、強い意志で断っていきたいと思います!
なんとなくマイナスな感じになってしまいましたが、効果はありますし、払い戻しもほとんどの場合、お手入れ後、めちゃくちゃあっさり「さようなら」と送り出されるせいなので楽しく通っています。
【読書】脱プラスチックへの挑戦 持続可能な地球と世界ビジネスの潮流
こんにちは!最近日本でもレジ袋が有料化されましたが、プラスチック問題、地球温暖化はやはり思っている以上に深刻でした。
この本に書かれていること
- プラスチックゴミの現状
- プラスチック汚染を減らすために様々なアプローチをする人・企業・国
- 臨界点という後戻りできないポイントに達するまでに残された時間
プラスチック問題ってどれくらい深刻?
世界の海には、毎年、500ミリリットルのペットボトル5000億本に相当する910万トンものプラスチックごみが流出している。このままのペースで増え続ければ、海洋のプラスチックごみは、2050年には、魚の量を超えると予測されている(2016年、ダボス会議)。
堅達 京子,BS1スペシャル取材班. 脱プラスチックへの挑戦 持続可能な地球と世界ビジネスの潮流 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.165-168). Kindle 版.
桁が多すぎてよくわからないですが、プラスチックゴミはこんなに海に流れているんですね。。2050年には魚の量を超えるというのは量も驚きですが、あと30年というのが驚きです。
さらに衝撃的なのが、「太平洋ゴミベルト」という海流によって流されたプラスチックが海に溜まっている面積の広さです。
なんと、日本の国土の4倍。。。!!!
少し、身近に感じられる記載も載せておきます。
日本のプラスチック消費量は、年間約1000万トン。1人あたりに平均すると、年間70キログラム以上
一人当たり70kg…!いや確かにうちのゴミ捨て圧倒的にプラごみが多い。かさばるし。
もともとゴミ袋有料の地域で学生時代を過ごしているので、プラゴミ削減意欲は高い方ですが、プラって便利でどこにでも使われていますもんね。
この本の中には洋服やスクラブにもプラスチックが含まれるということが書かれていて、特に洋服は言われてみればそうだよな…と思いました。
プラスチックリサイクルの今
プラスチックリサイクルについてはプラスチックを出す大手メーカーが取り組んだ例がたくさん出てきます。やはり企業の力は大きいので、こういった動きが日本の企業でもどんどん出てくるといいなぁと思います。
同時に消費者もよく考えて選択し、当たり前ですが物を使い捨てずに大切に使うことが大事ということで、私もこの本を手元に置いて(図書館で借りたのちKindleで購入済)定期的に意識を高めていきたいところです。
また、日本環境設計という日本の企業も取り組んでいるという「ケミカルリサイクル」というのが凄くて驚きました(ボキャ貧)。無印良品などで回収している衣服はここの会社がリサイクルしているようです。
プラごみと地球温暖化の関係
プラごみ問題が深刻なのはわかったけど、地球温暖化とは無関係だよねー。と
思っていましたが、そうでは無いようです。
というのも…
- そもそもプラスチック製品を作るのに使われる石油は石油使用料の8%。
- 廃棄されたプラスチックから地球温暖化の原因となるガスが出てくるとわかってきた
プラスチックは、太陽光や水に晒されている時間が長いほど、温室効果ガスの排出量が多くなることが明らかになった。しかも海に限らず、陸地でもどこにあってもガスを出しているというのだ。
今がなぜ重要なのか
最後に、「今」がなぜ重要なのかという話です。
正直1年間での気温差が大きい日本に住んでると、1度、2度気温が上がってしまうと言われても「なんか大したことなさそう」って感じがしませんか。(私だけ?)
しかし、最近の色々な異常気象からも感じられる通り、1度、2度という温度は非常に大きな気温なのだそうです。
そして何より恐ろしいのが「自己強化的な変化」です。
これが起こるまであと2度くらいと考えられていますが詳細はわからないとのこと…
臨界点を超えるほどの負荷をかけた場合は、自己強化的な変化が起き、別の安定状態へと移行します。現在は、このメカニズムは温暖化を促進する方向に働きます。
具体的にはこういうことだそうです。
例えば、氷が溶けて臨界点を超えると、さらに氷床の融解が促進されます。なぜなら、氷の表面が溶けると、表面が黒っぽくなってさらに太陽からの熱を吸収し、このこと自体が温暖化を加速する
既に産業革命前から既に1度気温が上昇している現在も熱の95%は海が吸収していると言われており、様々な自然の正のフィードバックが起こり始めたら、どう考えても手に負えません(汗)
さて、どうしよう?
この本では様々な取り組みが書かれているので、確実に良い方向に向かっているように思えます。しかし、この本から感じられるのは「時間がない」ということです。
「将来の子供たちのため」というのはもちろんなのですが、もはや「自分たちのため」に行動しなければならないところに来ているということを強く実感しました。
とは言っても、1消費者としてできることは非常に小さいですが、基本的な商品の選び方、使い方から見直していきたいです。
また、目を背けがちな問題に関心を持ち続け行動していけるよう、積極的に情報収集をしていきたいと思いました。
色々試してみたい
洗剤量り売り
ニュージーランドの洗剤ブランドエコストアの洗剤がローソンで実験的に量り売りされるそうなので近くでやっていたら試してみたいと思っています。
給水スポットやお茶を入れてもらえるサービス
水筒ユーザーですが、会社以外に行く時、空の水筒持ち歩くのは邪魔だなぁとペットボトルを買いがちなので、利用したいと思っています。
水に関してはアプリがあったり、無印良品などでもサービスが始まっているようです。
記録がモチベーションになるタイプなので、使ってみたいと思っています。
お茶に関しては象印のサイトでサービスを展開しているところが見られます。
今現在、そこまで場所は多くなさそうですが、面白いので覚えておきたいです。
飲料の種類では緑茶が多めでした。
これから関連する本を色々と読んでいきたいと思うきっかけになる本でした。
早速、ずーっと昔から気になって一度も目を通したことがなかった「不都合な真実」を図書館で借りてきました。
気になっているサービスについても使ってみて、また感想を書きたいと思います。
【読書】鉄の骨 池井戸潤
「鉄の骨」を読みました。
池井戸潤さんの作品は結構好きです。(「空飛ぶタイヤ」や「これだけ覚える 融資の基礎知識」という小説ではない本くらいしか読んだことは無いのですが…)
半沢直樹を始め、ドラマは結構見ているのですが、原作の方がきっと細かく描写されていると思うので、読みたいなと思っています。
私が思う池井戸潤さんの作品の良さ
空飛ぶタイヤと鉄の骨くらいしかまともに読んだことの無い私が言うのも…ですが、
池井戸潤さんの小説は90%くらいイライラで最後のスカッとするところを求めて読み進めてしまう感じがします。
また、私は社会人になったばかりなので、色々と知らない業界のことを知れるのが好きです。
サラリーマンの苦労、泥臭さがたくさん描かれる中で、
職業に貴賎はなく、頑張って働いている人はみんな格好いい!!
というメッセージが伝わってくる感じがして好きです。
あらすじ
ちょうど官製談合のニュースが飛び込んできましたが、
こちら、建設業界の談合の話です。
主人公は若手の社会人、平太です。
もともと現場で働いていた平太は急に声をかけられ、業務課に移動になります。
業務課での大変な仕事、恋人とのギクシャク、親の…と様々な試練が襲いかかってきます。
感想
全然知らない談合の世界が見れたことは新鮮でした。
主人公に襲いかかってくる様々な試練は完全一致はしなくとも私たちの身近にあるものです。
真っ直ぐな主人公が頑張る姿はとても元気がもらえました。
一方で、真っ直ぐすぎるので、恋人その他の人物の言動にはかなりイライラさせられました…
【映画】シークレット・スーパースター(2017・インド)
シークレット・スーパースターというインド映画を見ました。
確か将棋の棋士の方がテレビでお勧めしていて気になったのでTSUTAYAで借りてきました。
最近、AmazonプライムやNetflixで見ることが多いのですが、
インド映画はTSUTAYAが充実しているのでよく利用します。
あらすじ
インドの少女インシアは歌が上手な女の子です。
しかし、お父さんは歌ではなく学業に専念してほしいと思っており、
度々インシアの前に立ち塞がります。
(そしてお父さんはなかなかDV男です。)
そんな中、インターネットを利用して自分の歌をアップしたインシアは…
という感じです。
出演者の情報
インシアを演じているザイラー・ワシームは「ダンガル きっと、強くなる」で映画デビューした注目の若手女優です。
後半に出てくるプロデューサーを演じるアーミル・カーンは「きっと、うまくいく」に出演しているのでご存知の方も多いかと思いますが、
俳優兼プロデューサー兼監督というすごい方です。
感想
男尊女卑!って感じなので、結構後半までは見てるこちらも辛い感じの状況が続きますが、
最後はスカッとする展開になってます。
サクセスストーリーではあるのですが、Youtubeで自分を売り出していくので、
現実でもありそうですし、希望が持てる気がします。
主人公が成功を掴んでいく姿も見どころですが、お母さんの愛と強さに
心を打たれました。